【用語解説】 何時ものように、筆者は、内容には責任を負いません。
-------------------------------------------------------------------------------

挨拶攻撃
山ですれ違う時の挨拶、コンニチワ
昔の、南アルプスでは三日間人に合わずにいて、久しぶりに、
山の中で出会った人とは、万感の思いを込めて挨拶した。
今日、尾瀬辺りで、木道を歩いていると、開いた口が塞がらない。
軽く頷くか、目線を交わす程度に、法律を改正して欲しい。

岩牡蠣
東北地方の日本海側で、夏に採れる大型の牡蠣のこと。
綺麗な淡水が多量に流れ込む海で採れ、鳥海山、白神山地の沖が有名。
大きな殻つきで売っている。身は大粒で、臭みが無く大変美味。
一回で良いから、岩牡蠣フライを食べてみたい。

岩魚
字の通り、岩の多い場所にいる魚。

ウグイ
食性は岩魚と同じ。期待ハズレ、外道、品の無い魚。

ウエッダー ソックス
渓流用の特殊化学繊維の靴下。水に濡れても、保温性が高い。

堰堤
岩石・砂利等の下流への流失を防ぐ為の、コンクリート製の小型ダム。
と、言われているが、効果は疑問。すぐ役に立たなく成るので、上流
に、次々に増設する。

ガレ沢
ガレ(枯れた)た沢。石でガラガラしている、水がなく、乾いた沢。

クライミングシューズ
岩登り用の登攀専用の靴。 渓流用は、滑らない様に、靴底が
フェルト製が多い。

懸垂下降 
ザイルを使用して、崖等を下降する事。二重にして、使用し、下降後に
片方を引張って、崖から外して再利用する。


弘西林道
名称  白神ライン(旧弘西林道)  
内容  岩崎 ― 一ツ森峠 ― 天狗峠 ― 津軽峠 ― 暗門の滝入口
― 西目屋 ― 弘前 の約2時間30分のドライブコースです。

総延長:60.50[km] 未舗装で民家等が無い区間が41.1[km]と非常に長い

西目屋村田代120m→美山ダム200m→暗門の滝駐車場230m→津軽峠650m
→赤石川230m→天狗峠770m→追良瀬川260m→一つ森峠690m→岩崎0m(m:標高) 


ザイル 登攀用の綱。通常ナイロン製 長さ30〜40m、口径7〜12mm
用途は、多義・多様にわたる。(例、物干し竿の替わり)
と言うのは冗談で、取り扱いは慎重に。擦り傷、切り傷は勿論、日光に
も弱く、無傷でも使用期限は一年以下で、命を大切にするなら半年。

尺岩魚
尺(30.3cm)を超える大きさの岩魚。3年以上生き延びた、数少ない岩魚のこと。

セキュリティホール
警備上の抜け穴。

遡行
道のない沢・渓流を、歩いて遡(サカノボル)る事。

「焚き火教」 の分派 
会則1:谷に来るのも、野営をするのも全て焚き火の為。
会則2:焚き火は2,3本の太い木を組み合わせる。
「焚き火の会」 会則3:品の良い炎を、長時間にわたり持続する。
会則4:最後に白い灰に成るまで見守り、燃やし尽くす。
会則5:会員には、いつでも、誰でもなれる。
会則6:会員の脱会は、認められない。

テンカラ  和式の毛鉤釣りのこと。洋式はフライ。

「釣れないの渓流マン」
当時、流行った「紅(くれない)のガンマン」のもじりです。

トラバース
斜面を、横断する事。

バグ
虫の意味。コンピュータ用語では、プログラムの間違いや欠陥の意味。

蛭「ヒル」 [ヤマビル]
虫類。東北地方では、体調1.5cm〜8cmの山ヒルが代表的。
生物を「振動」で検知して、地面から足に取り付き這い上がるか、
または、木の枝から飛び降りて首筋を襲う。
ひるは、噛み跡から流れる血を吸う。獲物に軽度の麻酔をかけ、
さらに、血が固まらない様に特殊な物質を流し込む。
噛み後から、ばい菌が感染する場合が多い。

[ ヤマビルの吸血方法 ] 
ヤマビル研究会ホームページより抜粋

前吸盤の中央に逆Y字に3歯(顎歯という)が70〜80個並んでいます。
吸血する時はこの歯を使って皮膚を逆Y字型に傷つけてヒルジンを出して
痛みを感じさせることなく、また、血液を固まらせないで吸血します。
だいたい体重の10〜20倍の血液を吸います。
そのため、吸血されると血が止まらず(驚くとは思いますが、出血量は
わずかなので、人命にかかわることはありません)、
衣類や靴下などが赤く染まり、後で気がつくことが多い。

吸血された場合止血剤は買い求める必要はなく、傷口から血を出して
(できれば流水でよくあらいだす)ヒルが吸血する際に抗血液凝固剤の
ヒルジンを洗い流してしまえば、大丈夫です。
最後にオロナインなどの抗ヒスタミン剤軟膏(虫さされ薬や痒み止め)
を塗布しておけば良いでしょう。アンモニアは絶対に使わないことです。
[ ヒルジン....血液の凝固を抑制する物質(ヒルジン=C30H60O12N8) ]


二股
地図では、単に二つの川の合流点ですが、川の旅では、別れ道や泊まり
場として重要です。赤石川では、下流の滝川との「二股と」、上流の
キシネクラ沢との「奥二股」が有名です。奥二股より上流の本流は泊沢
と名前を変え「二ッ森」へ続いています。

ブッシュ 
藪と同意。藪より、木の密度が濃い?

ブナ
植物。広葉樹で大木になる。東北地方の山の、中・上部に多い。
原生林のシンボル。漢字は「木無」と書く。

マタギ道 
マタギ、東北の伝統的な狩人。そのマタギが狩に使う道。

青森県では、白神山地の目屋マタギ・鰺ヶ沢マタギ・深浦マタギ・岩崎マタギ、
そして下北の川内マタギ。秋田県は阿仁マタギ。が有名です。
シカリと呼ばれる統率者が中心であり、シカリ・コマクギ・料理係(炊事担当)
・ハツマタギというように、八人から十人程度の組織集団が主となっている。
  気心の合った仲間が主として集まって組がつくられるが、
  シカリの権力は絶対であり、狩猟中はいっさいを統率した。
山に入っては、絶対に静粛でなければならない。
咳ばらい・あくび・歌・ロ笛は禁じられ、器具の取り扱いも音をたてない。
足音もたててはいけないし、酒もタバコもだめであった。

右・左
沢登では、右岸・左岸の表現は、つねに、下流(海)に向かっての事を言
います。登っている時の、右岸とは、左手側の事です。
        しかし、本文では、右側とか左手とかの表現は、一般的な表現として、
普通に、筆者を中心に考えて下さい。

リリース
釣った岩魚を、そのまま川に放つ事。岩魚は丈夫な生き物ですが、
ダメージを残さずリリースするには、釣り方に注意が必要です。それを、
知らないか実行しないのなら、釣った魚は全部自分で食べるべきです。
でも、最良のリリースは釣らないで見るだけかもしれません。

レスキュー
救助隊。但し、この場合はコンピュータシステムの救助です。
動かないシステムの修正・改善を引き受ける。つまり、何でも屋です。

「夕日のフライマン」
当時、流行った「夕日のガンマン」のもじりです。夕方から
暗く成るまで、毛鉤を川に打ちまくる人。